アレクサンダー・テクニークの使い方:帰省した実家編
あけましておめでとうございます。高椋です。本年も宜しくお願いします。
さて、僕は年末年始は実家に帰省しておりました。
”実家”=両親との関係性というのはカウンセリングやセラピーなどでもよくテーマになっていますが、アレクサンダー的にみてみると、自分にとって建設的ではない習慣を身につけた可能性の高い場所でもあります。
そんな実家に帰省した数日間。僕がアレクサンダー・テクニークをどのように使っていたかということを書いていきたいと思います。
「とにかく頑張りなさい」
最近、本を出版したAT教師の活躍を知った父親が僕にかけてきた言葉です。
その瞬間、なぜか僕は固まっていました。
そして、浮かんできたのは「何をどう頑張ればいいんだ?」
でした。
おそらく小さい頃にいつもこのような言葉をかけられていたので、体を緊張させて何かをすることで頑張っているアピールをする習慣を身につけたんだなということが分かってきました。
子供の僕は具体的に何していいか分からなくて困っていたんですね。
どうせなら「ベストをつくしなさい」のようなことを言ってくれればよかったのに(笑)
それはともかく、この身体が固まった瞬間に僕がやっていたのは、アレクサンダー・テクニークのインヒビション(抑制)でした。
自分が固まったことに気付いたらそれをやめていく。
実家にいる間中、緊張が起こったらそれをやっていました。
結果、最終的には今まで気付いていなかった奥の方の緊張がほぐれて背骨の可動性が以前より良くなりました。
心理的な緊張も筋肉の緊張として身体に残されているからこのようなことが起こります。
それにしても実家という場所は難易度高めでしたね(笑)その分、習慣的な反応を抑制することができれば効果も大きいということでしょう。
ネットや本などでは、日常動作が楽になるとか、演奏がうまくなるなどの効果がよく知られていますが、アレクサンダー・テクニークはこんな感じで応用することもできますよというお話しでした。
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