問題はやがて解決される?

先日、僕が帰省した実家でアレクサンダー・テクニークをどのように使っていたかについて書きました。こちらです。

 そこで、”実家”=両親との関係はセラピーやカウンセリングでも取り上げられるということを書いたのですが、今日はATとそれらの違いはなんなのかについてもう少し説明したいと思います。

 ”アレクサンダー・テクニークでは、直接的に問題解決は行いません。”

 僕は実家で緊張に気付いたらそれをやめる(抑制)ことを行っていました。

実際やっていたのはそれだけです。

問題を掘り下げて解決方法を探したり、ポジティブなアファメーションを使って自分を変えようなどは行っていません。

ただ、自分がその刺激に対してどう反応するかというパターンに気付いてやめていきます。

自分の反応パターンが変わると、相手も以前と同じようにかかわることはできなくなります。

例えば、よく怒られている人ってどこかオドオドしていて、イライラして怒りを発散したい思っている人と噛み合ってしまうということがありませんか?

 怒られている人が怒っている人の言うことを聞いて正しい行動をとったところで、怒っている人は次から次に問題点(気に入らない点)を見つけて指摘してきます。

それは、2人が習慣的な反応パターンに従って動いているからです。

そこで、どちらか(この場合は怒られている人)が自分の反応パターンを変えることができれば、相手との関係性が変わってきます。

 2人は離れるかもしれないし、仲良くなるかもしれません。

具体的にはいつも通りの反応からではない対話ができるかもしれないですし、相手にNoと言うかもしれません。そして、それに対して相手がどう反応するかも分からないのです。

ただ、反応パターンをやめていくことができたらその人はより楽に自由になっていきます。(一時的にその逆が起こっているように思えることもありますが。)

 それは、習慣的な反応パターンに従って動くことが減ると、自分が本当はどう感じているのかという声を聞きとりやすくなるからです。

 というわけで、仕事中の姿勢が原因の肩こりをなんとかしたいとレッスンに来てくれて、半年〜数年後、その仕事を辞めて生き生きとしている生徒さんを何人も見てきました(笑)

「何が起こるか分からないから面白い。」かな?

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問題はやがて解決される?” に対して1件のコメントがあります。

  1. 滝澤陽子 より:

    反応パターンを変えると相手も変わる・・
    その相手が内面のもうひとりの私であっても有効なのではと感じます。
    そういう能力を身につけて他の誰よりも自分自身とよい関係になりたいです。

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