インヒビションは難しい?
こんにちは、高椋です。今日は夏休み最後の日だそうで、うちの子は宿題に追われておりました。誰に似たのやら(笑)
さて、インヒビション(抑制)の話をもう少し。
以前、「インヒビションとは反応を我慢することですか?」と聞かれたことがあります。
様子を見させてもらうとその生徒さんは自分に不必要な習慣が起こること気づいていて、それをやめようと一生懸命頑張るとことで緊張を加えていました。
これはアレクサンダー・テクニークを始めたころに陥りがちなことでもあります。
このことについて再び神経から考えてみたいと思います。
①筋肉は神経の活動電位がONになると収縮します。
②活動電位がOFFになると筋肉は自然にゆるんで元の長さに戻っていきます。
そして、ここがポイントなのですが活動電位をOFFにする信号が送られることはないということです。
そうではなく、ONになっている活動電位が止まると自然に筋肉はゆるみます。
一方、うまくゆるまない人がやっているのが、ゆるめる信号を送ろうとしてしまうことです。冒頭の生徒さんのように頑張ってやめようとするのが一例です。
レッスンで「何もしないで」とか「ちょっと待ってみましょう」とか言われることがあると思います。それが、インヒビションの練習です。
私たちは頑張って何かをやることで問題を解決するというやり方を学んできたので、ちょっと待ってみるということが苦手なのかもしれませんね。
慌てない慌てない、一休み一休み!
つづく