AT教授法の近況
こんにちは、高椋浩史です。今日はAT教授法の近況を書いていきたいと思います。
このクラスは自分が思う”学び”を形にしたものなんですが、当初は多少の不安もありました。ですが、最近では、生徒さんの成長を見て、やっぱりこれで良かったという確信が生まれてきています。
さて、AT教授法のクラスが始まって半年が過ぎました。生徒さんの成長度合いって凄いですね。
このクラスの方針として、「自分で自分の学びをデザインしましょう。」というのがあって、「僕らが与えるクラスだけでは先生になるには不十分ですよ。自分で追加で学んでください。僕らは迷子にならないように羅針盤となるものを教えます。」と言っています。
こんなことを言うと、話を聞きに来た人の10人中8人ぐらいは不安になると思うのですが(笑)。4月からスタートしてくれた生徒さん、凄く成長しています。
最近では、自主練習会を開催して参加してくれた先生に教わったり、「来月、他の学校の開催する合宿に参加してきます!」という生徒が現れたり。彼らは最初は受け身だったのですが、今では自発的、積極的に学び始めています。
正直、生徒達が自分より経験豊富な外部の先生に教わりに行って、僕の至らなさが露呈してしまうかもしれないと不安がよぎったこともあったのですが(笑)、今では自分ができることに全力で取り組んで、自分も日々成長していけばいいと思えるようになりました。僕ら教師陣も一緒に成長させてもらっています。
日本では、受け身で先生に教えてもらうという学び方・態度を身につけてしまった人が多いので、そこから抜け出して、自分の興味にしたがって自分で積極的に学んで行くという態度を身につけてもらうだけで半分は成功だと思っています。
これは、僕自身サッカーを教えていたときも、サポート校で教えていた時も、もちろんアレクサンダー・テクニークを教えている今でも、一番大事にしていることです。僕にとっては教えている内容よりももっと大事にしたいことなのです。
なので、アレクサンダー・テクニークの教師養成コースの在り方としては非常識かもしれませんし、まだ卒業生を輩出したわけでもないのですが、将来、面白い先生が誕生するであろうという予感があります。
先生になりたい人だけでなく、今の時点ではまだ先生になる気はないけどより深く学びたいという人も在籍しています。こんなクラスに興味を持った方がいらしたら、ぜひ遊びに来てください。お待ちしております。