日本は男女ともに平均寿命が高く、世界一の長寿国としても有名です。そのため、健康に関する意識も年々高まっており、幅広い世代で健康なカラダ作りを実践する方が増えているようです。ヨガ・エクササイズ・体幹トレーニング・ストレッチなど、健康に良いとされる運動はたくさんあります。これらの運動で特に重要となるのが呼吸法です。正しい呼吸を行うことで、運動の効果を高めることに繋がります。一口に呼吸法と言ってもその種類は様々です。こちらでは呼吸法の種類をご紹介します。
腹式呼吸
呼吸法と聞いて、腹式呼吸を思い浮かべる方は多いと思います。腹式呼吸法には順式・逆式があります。
【順式】
横隔膜を使う呼吸法で、息を吸い込むとお腹が膨らみ、息を吐き出す時は絞り出すようにお腹を凹ませます。リラックスしている時や、眠っている時はだいたい順式で呼吸をしています。副交感神経の働きを活発し、自律神経のバランスを整えるのが特徴です。
【逆式】
逆式は逆複式呼吸と呼ばれており、順式とは反対に息を吸う時にお腹を凹ませ、息を吐き出す時はお腹を膨らませます。お腹に圧力をかけるので、内臓・インナーマッスルなどの活性化を促す効果が期待できます。ヨガなどの呼吸法に用いられることが多いです。
胸式呼吸
肋骨についている筋肉、肋間筋を使って行う呼吸法です。ラジオ体操やピラティスなどの呼吸法で知られます。肋骨を大きく広げ、胸に空気を溜めるイメージをするとやりやすいです。胸式呼吸は腹式呼吸と違い、お腹は動かしません。
片鼻呼吸
左右どちらかの鼻から息を吸い込み、吐き出す時はもう片方の鼻を使う呼吸法です。片鼻呼吸法は息を吐き出す前に、両鼻を1秒ほど塞いでおくとより効果を発揮するようです。
密息
密息は座禅などで用いられる日本古来の呼吸法と言われています。横隔膜を使って大きくお腹を膨らませ、その状態で呼吸する方法です。お腹を動かさないように意識しながら、横隔膜を上下させるのがポイントです。
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呼吸法によって心身への効果は異なります。正しい呼吸法を身につけ、健康なココロ・カラダを手に入れましょう。当教室ではアレクサンダーテクニークを応用したストレッチ・呼吸法のレッスンを行っております。お気軽に体験レッスンをご利用ください。