猫の丸まった背中のような姿勢を猫背と言います。見た目が良くないと注意されることも多い姿勢ですが、見た目が悪いだけではなく様々な症状の原因となり得るとされています。

こちらでは猫背がカラダに与える影響をご紹介します。

便秘

一見関連性が見られないかもしれませんが、猫背は便秘の原因の一つとして考えられています。猫背は常に前屈みの状態なため、胃腸や内臓に大きな負担がかかり腸の動きを鈍くします。腸内環境が悪くなり、便秘や食欲不振といった症状が引き起こされるのです。また、自律神経を圧迫し「トイレに行きたい」という神経回路に影響を与えることもあります。便秘の原因が猫背の場合、食事や生活習慣を改善するだけでは、完全に回復するのは難しいです。

肌荒れ

内臓に負担をかける猫背は、肌トラブルも引き起こします。「お肌は内臓を映す鏡」と言われるように、内臓の状態はお肌に現れやすいです。例えば、先述した便秘が肌荒れを引き起こすケースはよく聞かれます。ニキビ・シワ・シミなどの肌トラブルは、いつまでも美しい肌をキープしたい方にとって大きな課題です。

肩こり・腰痛

猫背が原因で肩や首こり、腰痛などのカラダの痛みを引き起こすことがあります。肩・首は約5kgの頭を支えおり、猫背によってさらに負担がかかってしまいます。その結果、肩・首周辺の血流が悪くなり、肩・首こりが起こりやすくなるのです。また、カラダ全体を支える腰への負担も大きく、腰痛の悪化に繋がることになります。他にも偏頭痛などの頭痛や、関節痛なども引き起こすと言われています。

視力の低下

前屈みの姿勢は自然と近くで物を見ることになります。長時間、物を近くで見ると視力が低下しますが、猫背はさらに脳への血流を悪くし、眼精疲労が溜まりやすくなります。正しい姿勢であれば脳への酸素供給がスムーズに行われ、眼精疲労の回復を図ることができます。しかし、猫背でいることで、この機能を損なうことになってしまうのです。

猫背対策には普段の生活習慣を見直すこと、ストレッチ・筋トレなどを取り入れる方法があります。しかし、間違った方法を続けると悪化するだけでなく、その他の症状を引き起こす可能性も高まります。そんな状況を回避するなら、カラダのプロに指導を受けることをおすすめします。当教室ではアレクサンダー・テクニークにて、カラダの自然な動き見つけるサポートを行います。東京都内・関東エリアにお住まいの方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

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