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アレクサンダー・テクニークって?

「肩こり・腰痛にも効いて、スポーツやダンスのスキルアップにも使えて、あがり症などのメンタルにもいいって?」

「医療行為や施術ではないと言ってるけど、なんで効くの?」

「じゃあ、実際何をやるの?」

「アレクサンダー・テクニークって名前がちょっと、なんか怪しい。」

などなど

初めてアレクサンダー・テクニークという言葉を聞いた方から時々このような感想をいただきます。(笑)

そこで、ここではアレクサンダー・テクニークについて、なぜ効果があるのかということ、どのようなことをやるのかということについて説明をしていきたいと思います。初めての方はぜひおつきあい下さい。

テクニック確立への経緯

アレクサンダー・テクニークを創始したF.M.アレクサンダー(1869-1955)はオーストラリアの舞台俳優でした。舞台で声が出なくなり、医者の指示に従っても良くならなかったので、自分で探求し始めました。

約10年間、三面鏡を前に自分の動きを観察しつづけました。最初は動きのみに着目していたのですが、声が出なくなった原因である悪い動き(頭と背骨を収縮させてしまうというもの)はなかなかやめられませんでした。

徐々に自分の考えや意図が動きに反映されていることに気付き、クセとなった動きをやめるには意識や意図を使って変化を起こして行くことが必要であることに気づきました。

この一連の実験の中で、ココロとカラダは一つである(心身一如)ということ、クセは筋肉を直接コントロールしても変えることはできないということなどを発見しました。

自分の問題を解決した後、周りから懇願され教え始めます。しばらくして評判になると、後にイギリスに渡り、俳優や上流階級の人達に教えました。

そして、自身で探求し、教え続けた中で人間についての観察も深めて行きました。

何十年にも渡る探求の中で彼が発見したことは

“人間は自分がやっていることをほとんど分かっていないまま生きている。自分がその問題を引き起こしているにも関わらず、問題が起きたことを他人や周りのせいにしている。”ということでした。

例えば“肩こり”。これはほとんどが日常における自分がやっている動作・姿勢の結果であるにも関わらず、「仕事で忙しいから」とか「パソコンのせいだよ」と言い、多くの人が整体などに通い続けています。

あなた自身が問題の原因を作っているかもしれないって言われてドキッとした方も多いのではないでしょうか(笑)

しかし、自分が問題をつくっているのであれば、それに気づいて、変える方法を学べば自分で問題を解決するワザを身につけることができるということです。

これが、治療や施術とアレクサンダー・テクニークの一番の違いだと思います。

*ちなみに”テクニック”ではなく”テクニーク”と表記されているのは、最初に日本にアレクサンダー・テクニークを紹介した精華大学名誉教授の片桐ユズルさんがより原音に近い表記をということで決められたと聞いております。

現代人最大のクセ

次に、多くの人に共通する問題の原因(気づかずにやっているクセ)について説明したいと思います。

人間は脊椎動物です。脊椎動物には他に魚類、両生類、爬虫類、ほ乳類(人間も含む)がいます。

20世紀初頭、脊椎動物の動きには原理があることを生理学者のJ.E.コグヒル博士(ノーベル賞受賞)が発見しました。

その原理とは“頭と脊椎の自由な動きが全体の自然な動きを導く”というものでした。

同じ頃、人間において同じ原理を発見し、自然な動きを学ぶ方法を確立したのがF.M.アレクサンダーだったのです。

動物や赤ちゃん、一流のアスリート、パフォーマー達の動きを見ると頭と脊椎(体幹)はしなやかに動いているように見えます。印象としてはカラダ全体が自然に滞りなく動いているという感じです。

一方、問題を抱えている大人達の頭と脊椎を見ると、ぎゅーっと固めています。動きの印象としては体幹が固まって1つの箱のようで、手足だけで動いているように見えます。

つまり、多くの現代人は頭と脊椎を固めるというクセを持っていて、様々な問題を抱えていると言えます。

しかし、頭と脊椎が自由に動くようになれば、あなたも動物、赤ちゃんグループの仲間に入ることができます。

という訳で、アレクサンダー・テクニークのレッスンでは頭と脊椎を自由にする方法を学んでいただくことになります。

さて、ここからはレッスンでは何をするのかということについて説明していきたいと思います。

レッスンについて

実際のレッスンの流れを簡単に紹介すると、

①まず教師はみなさんの動きを観察して問題を見つけます。(まずは頭と脊椎の状態がどのようになっているかということです。)

②それに対して、どのようなアプローチが効果的かを探ります。
例えば、生徒さんは意識や考え方を使って自力で変化を起こせるのか?
それとも、最初は自力では無理なので教師が手を使って導くか?など

*心身一如ということは、ココロを変えればカラダも変わる、カラダを変えればココロも変わるということになります。レッスンではココロとカラダ両方からアプローチを行います。そして、これが、あがり症などメンタルの問題にも効果がある理由です。

③生徒さんに変化を体験してもらい、意識下でカラダ(脳)に変化を覚えてもらうことに加え、自分で意識的に変化を感じてもらえるように身体感覚を磨いてもらいます。

④レッスンを続けることで、生徒さん自身が自分で頭と脊椎の状態に気づいて、変化を起こしていけるようにサポートしていきます。

⑤最初の問題が解決し、日常生活やパフォーマンス時に自分で使えるようになったら終了です。

⑥レッスンで学んだことを忘れないため、時々レッスンを受けに来ていただくとより効果的です。

*レッスンを続けることで、自分や人間についての探求が楽しくなった方はどうぞ学び続けて下さい。アレクサンダー・テクニークは日本の伝統的な“〜道”と似ている部分があります。学びを深めていくことで、所作や佇まいも変わっていきます。

*長年かけて身についた習慣はいつもの環境に帰るとすぐに戻ってきます。そこで、FUN!では、変化を定着させ、自分でできるようになるためには、最低でも10回のレッスン受講が必要だと考えております。まずは10回お試しください。

実際に活用されている例

最後に、アレクサンダー・テクニークを実際に使っている人や施設について紹介していきたいと思います。

<パフォーマーの基礎訓練として取り入れている学校>
ジュリアード音楽院
英国王立演劇アカデミー
ワシントン大学
ロンドン音楽演劇学院
など

<アレクサンダー・テクニークを学んだ有名人>
ポール・ニューマン(俳優)
キアヌ・リーブス(俳優)
ポール・マッカートニー(歌手)
スティング(歌手)
ジョン・マッケンロー(テニス選手)
リンフォード・クリスティー(バルセロナオリンピック100m金メダリスト)
アーロン・ハント(サッカー選手)
ニコラス・ティンバーゲン(ノーベル賞受賞)
ジョージ・バーナード・ショウ(ノーベル賞受)
ジョン・デューイ(哲学者・教育哲学者)
など

また、英国の医学雑誌ブリティッシュメディカルジャーナルで、慢性的な腰痛をもつ被験者579名を5年間調査した研究でアレクサンダー・テクニークを使った群は86%という高い腰痛解消率が認められたという研究結果が取り上げられました。現在、イギリス、ドイツ、スイスなどでは肩こり腰痛に効く代替医療として保険適用が認められています。

さいごに

ここまで、アレクサンダー・テクニークについて説明をして来ましたが、「頭では分かったような、でもイメージできないな。」という感じではないかと思います。 

人はたいていそれまでに経験したことに照らし合わせて理解をしようとします。しかし、アレクサンダー・テクニークは約100年前に誕生した全く新しいワークであり、一般的に知られているもので似ているものはほとんどないと思います。ですので、「例えば〇〇のような」と理解していただくことはとても難しいのです。

また、ワーク自体、言語で表現することが難しいとても繊細な動きの領域を扱っておりますので、文章でお伝えするのには限界があります。

ぜひ、一度レッスンを体験していただくことをお勧めします。

それでは、みなさまとお会いできるのを楽しみにしております。