痛みの正体?

こんにちは、高椋浩史です。今日は心と身体の繋がりについて、肩こりを例にして書いてみました。

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昔、アレクサンダー・テクニークって自己啓発?宗教?と聞かれたことがありました。

心のことを扱っているAT関係のブログなどが多いということもあるのでそう思われたのかもしれません。

当時は、「違います!」と懸命に説明していましたが、今だったらどっちでもいいかなという感じです(笑)

心のことを扱うのがそうであるということであれば、そうともいえるし、身体も扱うので身体教育メソッドという言い方もできます。

本当は心と身体を含めた人間全体を対象にしているのですが、言葉で表現するのが難しいので、文章だと心寄りのアプローチ、身体寄りのアプローチというような表現になることが多いのです。

では、ここで 心と身体はひとつであるという例をひとつ。

例えば”肩こり”

 これは、「頑張るのが好き」「人といるのが苦手」「文字をはっきりと見たい」などの心の在り方が、周りの状況に反応し身体に緊張を生じさせ続けた結果、起こるものです。

ですので、「自分の心は変えたくないんだけど、肩こりは治したい。」というのは無理な注文であるということが分かると思います。

筋肉を緩めて一時的に緩和することはできるけど、心が変わらない限り、また同じ刺激に反応して”肩こり”という同じ結果が現れます。

アレクサンダー・テクニークのレッスンでは、最初は頭と脊椎の緊張をとっかかりにレッスンを進めていくことが多いのですが、次第に「これは自分の心と向き合うことでもあるんだ」と気づく日がやってきます。

稀に「楽〜!」とレッスンで体験した新しい”身体の変化=心も変わっている”をすぐに受け入れてしまう人もいるのですが、多くの人にとって心(信念)を変えるのは難しかったり、怖かったりします。

ですので、変わりたいけどなかなか変われないという時期が続くことも。

それでも続けると、ある日

「あれ、なんか違うなー? そうだ、肩こりがなくなっている!!」と自分の中から肩こりが消えていることに気づく瞬間がやってきます。

そうなると、これまで持っていた心のクセもなぜか気にならなくなっていて、「なんかちょっと雰囲気変わったね」と言われることもしばしば。

脳神経系に於いては新しい神経回路が作られて、そちらが優位になった状態です。

ここまでくると、もう肩こりに悩まされることはないと思います。

ですので、本当の意味で言うと肩こりが治るためにはここまでのプロセスが必要です。

ちなみに、スポーツやダンスの動き、演奏や表現活動から日常動作に至るまで、人間の動きには元になる心の在り方が存在します。それが適切なものであれば身体が上手く表現してくれますし、上手くいかない成分が混じっていれば問題を生み出したりします。

現代人は心と身体を別のものとして考えていることから、いろいろとややこしくしていることが多いように思います。

身体=心 の声を聞いて、素直に動く。  

子供のように「やりたいからやる!」ということができればシンプルなんですけどね。。。 

ぜひ、そうなりたいものです。

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